関東モトクロス選手権シリーズ 第3戦 / 2020年7月26日(日)
大会:関東モトクロス選手権シリーズ 第3戦
会場:オフロードヴィレッジ
【レポート及び写真:秋間様、吉岡様】
[秋間様の感想]
マディという中の環境でどの様にして上手く走るかが課題になっておりました。
普段のコースでの練習以外に、二輪塾の授業で行っているトレーニング、自転車でのトレーニングが重要だと感じました。
次戦以降、今回のことを忘れないように頑張っていこうと思います。
今回、私の妻も応援に駆けつけて、息子の成長に驚きを感じていました。
今後とも応援をよろしくお願いします。
[吉岡様の感想]
雨中のレースを堪能してまいりました。
太田先生が応援に来られて、家族にも息子にとっても特に真剣味を増したレースになりました。
太田先生からスタート前に「魔法の言葉」をかけていただき、いつもスタートでもたついている息子に効いたのか、H1では目覚ましいスタートを切ることに。
次戦は二輪塾の講習生に応援してもらえる成績を持って帰りたいです。
[太田先生のコメント]
数日前から降っていた雨が当日まで降り続き、稀に見る悪条件のコンディションでのレースでした。
各クラスとも、練習走行ですら一周することが大変なほどの路面でした。これ以上大変なレースはありません。
悪条件になればなるほど、二輪塾での基本走行がいかに重要であるか!
今回と比べたら、今後のレースは楽しく、気持ちよく出場できる、と吹っ切れる内容であったと思います。
今後のレースに弾みがついたレースでした。
第3戦は、1週間以上の長雨と、当日も朝から雨という劣悪な状況でレースが始まる。
レースの勝敗の鍵を握るのは、マディをどう制するか、タイヤとゴーグルの選択が大きく左右する。
■海希選手(NAクラス)
H1:5位 H2:9位 総合:6位
ランキング:4位(暫定)
H1:
天気が回復するも、コース整備や前に行われたレースの車両救出により大幅に遅れてのスタートとなる。
コースはショートカットのレイアウト。
2周目で転倒したが、それ以外は問題なく走りきる。
雨が止むとコンディションが次第に悪くなるのをどう克服するかが問題となる。
本来ならソフトタイヤを使用するところをあえてマッドタイヤを選択する。タイヤの空回りを防ぐためである。
今まで使用したゴーグルとは違うゴーグルに替え、ティアオフレンズを多めに装着し対処する。
採用したゴーグルとタイヤにより、視界とバイクの制動が大きく変わる。
7位以下は失格となる非常に困難なレースであった。
H2:
雨がさらに強くなる。フルコース。
H1に比べて泥水で視界が悪くなる状況が多くなる。
ゴーグルは終盤までは持ちこたえたものの、最後はゴーグルを外してのレースとなる。
転倒などが響き、途中最下位からの再スタートになった。
■悠選手(J85クラス)
H1:17位 H2:16位 総合:18位
H1:
天候が回復するがコースコンディションは悪く、悩みながらマッドタイヤにする。
スタートは中盤に食い込むも2周目でショートカットコースに阻まれ、2分前後のタイムロスが発生する。
何とか復帰を果たすがトップに周回遅れとなる。
H2:
雨脚が激しくなる。フルコース。
スタート直後の1コーナー手前でバランスを崩し、出遅れる。
距離が長い分スタックや転倒車が相次ぐ。
■総評
マディでの劣悪な状況の中、両名とも見事なレースを展開する。
総合6位の海希選手、総合18位ながらも最後まで走りきった悠選手。
今年はあと4戦。今回のレースの経験が活かされることを期待したい。
悠選手は自力でのNB昇格、海希選手はIB昇格という与えられたミッションに対して一番重要なことは、今回のレースで何を学び、それをどう活かすか。ソフト面、ハード面をどう強化するかが重要になる。
チーム二輪塾一丸となり頑張っていきたい。