■ MTBダウンヒル世界マスターズ選手権大会で金メダル獲得!
当法人の理事である伊田 井佐夫氏が、9月2日にカナダのブリティッシュコロンビア州サンピークスで開催された MTB(マウンテンバイク)ダウンヒル世界マスターズ選手権大会の50-54歳クラスで金メダルを獲得しました。 日本人の優勝はMTBダウンヒル・マスターズ史上初の快挙です!
伊田 井佐夫氏のコメント
「今年は気持ちよくおもいきり飛ばせるセクションも多く、モトクロスのテクも生かせる得意な状況でベストを尽くせました。」
*1986年にMFJ全日本モトクロス選手権IA125cc(現IA2)クラスで年間チャンピオンにも輝いています。(こども二輪塾事務局 注釈)
「世界に誇るホンダマシンで世界マスターズを制することが、自分にとって大きな夢のひとつでした。
そして50歳で世界チャンピオンになれたことは本当にうれしいです。93年から世界マスターズに行ってこれが6度目の挑戦でした。
縁あってホンダのダウンヒルバイク開発に携わり、世界マスターズへの可能性をもらいながら、去年、一昨年とコース攻略、ライバル攻略、
そして2000年の大クラッシュ以来の自分自身の体力と運動能力を復活させるためのコンディション作りと、
数々の課題があり、それらにできるかぎり取り組んできて、成果が出ました。
今回はすべてにおいてトラブルなく、ほぼパーフェクトなレースができました。スポンサーの皆さん、応援してくださった皆さん、
おかげさまで日の丸をあげて君が代を鳴らすことができました。本当にありがとうございました。」
「それからもうひとつ、日本のMTBマスターズが今後もっと盛り上がることを祈ってやみません。
世界では、ダウンヒルやクロカンを何歳になっても楽しく真剣に取り組んでいる人たちがたくさんいます。
歳を取ればタイムは落ちる、体力も落ちる、若い頃のようにはできないのは当然だし、それでも自分なりの取り組み方で
みんな“MTBはマイ・ライフじゃよ!”と言いながら笑って走っています。
世界マスターズの50歳、55歳などはまだまだ若い、世界では60歳、65歳のクラスがあります。
オジイチャンたちが、ヘルメットをかぶるとそれはそれはかっこいい、自分もあんなふうになりたいと思います。
全日本選手権のマスターズクラスも、ぜひ年齢別になってほしいですね。
最初は参加者は少ないかも知れませんが、将来を考えて5歳きざみの設定にしてもらって、
日本代表でみんなで世界マスターズに挑戦したいものです。」
- 大会名:
2006 UCI MTB WORLD MASTERS CHAMPIONSHIPS - 開催日:
2006年9月2日 - 会場:
カナダ ブリティッシュコロンビア州 サンピークスリゾート - 参戦クラス:
ダウンヒル50-54歳クラス - 参戦マシン:
HONDA RN01 - コース長:
未発表 (おそらく約4km弱) - スタート地点:
標高1855m ・ ゴール地点標高1255m ・ 標高差600m - 天候:
晴れ - 気温:
未発表 (おそらく28度前後)
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[写真・情報提供]
高橋絵里 様
(フォト・ジャーナリスト)
なお紙面の都合上、レポート原稿を大幅に割愛して掲載いたしました。